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探偵の機材今昔

探偵の七つ道具と言えば何を連想されるか?探偵を職業としている人物とそうでない人物では大きく異なることだろう。私個人は20年前の答えならば「一眼レフと無線機」が代表的な探偵の機材となるが、現代の探偵が使用する機材として欠かせないモノは「スマホとGPS」になった。

この使用機材の変化は「探偵の調査方法が変化した表れ」であるとも言え、この先様々な最新機材が導入され主流も時代時代で異なることは容易に推測できる。証拠撮影で使用するカメラに関して話すならば「フィルムを使用し無駄な写真を現像」がアナログ時代の探偵が行っていた手法であるが現代使用されているデジカメやHDは無駄を省く事が容易に行え「より良い画像や動画を証拠として提供」できるようになった。

暗所でも鮮明な人物の表情が撮影できる機材が主流になった現代の探偵が使用する調査機材は素晴らしく高性能である。文句のつけようがなく「依頼人が望む状況証拠」を取得できる時代になったと言え20年前のクオリティーとは大きな差が生じたと言えるだろう。

探偵の必需品とは

連絡手段に関して言えば「テレフォンカードで公衆電話から連絡」が20年前は主流だったと記憶している。その後、短期間ではあったが「ポケットベル」が登場し「携帯電話」とバトンタッチした経緯であった。テレフォンカードに関して言えば未使用な「●●探偵事務所」とデザインされたカードを現在も持っており、当時を思い出すきっかけとして時々眺めニヤニヤする時間がある。我ながら歳をとったと実感する瞬間でもある。

車載無線機が搭載された調査車輌は「覆面パトカーと間違われる」事がしばしばあり「探偵でありながら刑事気分」になった記憶がある。携帯電話が主流になって車載無線の必要性が薄れ使用しなくなって年数が経過するがモトローラ社のデジタル無線を片手に「レインボーブリッジ封鎖できません!」と演じる織田裕二さんが劇中で使用していた無線機と同一のデジタル無線機を使用していた記憶がある。時代を感じさせる名残が映画の中にも残っている。

私以上に長きにわたり探偵業に従事された先輩探偵のお話は「黒電話や手帳」が探偵の必需品であったと聞く。調査を記憶以外でとどめておく必要性から「能率手帳」を好んで使用していた探偵を多く見てきたというお話しだった。急な出張などにも手帳があれば「主要都市のアクセス」が手帳内に記載されているほか「主要都市の市外局番」なども速見できるページも存在している。探偵が使用するにはもってこいな手帳である。「手帳とカメラ」で何処へでも調査に伺う探偵が多く存在していたのだろう。

昭和から平成を活躍した探偵が使用した機材のお話しだが「黒電話からスマホ」は誰にも想像が出来ない進歩であると思う。

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